実生栽培にこだわった「水尾の柚子」をはじめ、地域の魅力を残すため、平成二十二年に区役所の協力を得て、住民みんなで「元気策(アクションプラン)」をつくりました。
散策ツアーや加工品づくりの会など、これまでの取組を踏まえ、自分たちが頑張ればこれはできるというアイディアをまとめたものです。
その後、加工組合が立ち上がり、まちなかのイベントでの加工品販売やPRを行っています。将来の六次産業化や地域雇用をめざした活動です。
平成二十一年から始めた原種のフジバカマを栽培し保存する取組は、住民にも来訪客にも大好評です。
住民が一丸となって活性化に積極的に取り組んでいる姿が伝わったのか、地域の外から「ぜひ協力したい」という声かけをいただけるようになってきました。人手が不足する柚子の収穫期には、市民ボランティア「柚子しぼり隊」が応援に来てくれます。またNPO法人和の学校や嵯峨美術大学の学生など、水尾を愛する人が増え、一緒に取り組み、魅力を発信しています。